「ストレートネックにはタオル枕が良い」
そんな話を聴いたことはありませんか?
- 最近、首が痛い
- 肩こりがひどくなった
- 頭痛もしてきて、つらい
そんな症状がひどい時(特に長く続く場合)は、ちゃんと整形外科を受診する方が良いんですが、受診の際に、
- 痛みがひどくて眠れない
- 枕が痛いからどう寝るのが良いか
と医師に質問してみてください。
そうすると「枕を止めてタオルを敷いて寝るように」と薦められることがよくあります。
僕も事故で首をひどく痛めた時は、同じようにタオル枕を薦められました。
実際に、タオル枕で寝てみると、首の痛みも和らいで安心して眠れましたし、結構首の調子が良いんですよね。
でも、「何で医師はタオル枕を薦めるんだろう?」って思いませんか?
ネットで調べても、その理由はなかなか見つかりません。
そこで今回は、その理由を知人を介して紹介して頂いた「関西方面の整形外科医」にお聞きしてきました。
Contents
■質問:ストレートネック(頚椎後弯変形)の原因は?
ストレートネック(頚椎後弯変形)は、近年、若年者を中心に近年増えているそうです。
というのも、
- 読書
- PC作業
- スマートフォンの利用(特にこれ)
などで、
うつむいた姿勢で長時間過ごす
というのが習慣化している人が多くなった事も原因の一つとのこと。
言い換えれば「生活習慣病」なんですね。
■質問:タオル枕を薦める理由は?
タオル枕を薦める理由は、
「頚椎を後湾(こうわん)しないようにするため」
だそうです。
首が正常な場合、首は前になだらかなアーチを描いていますが、ストレートネックが進行して、このアーチが失われて逆向きにアーチを描く(後湾)様になってしまいます。
(この状態を「頸椎後弯変形(ストレートネック)」と言う)
ストレートネックのように「頸椎が真っ直ぐになった状態」だと、頭を支えるバランスが悪くなり、首に負担がかかるため、首の後ろ(後頚部)の痛みが出たりする人が多くなる。
そこで、その解消法のひとつとして枕を低くして頚椎が後湾しないようにするのだそうです。
また、タオル枕を使い、少し頭を後ろに反らせて首を後屈させることで頚椎を良い並びにする意図もあるそうです。
■質問:タオル枕の高さの目安は?
タオル枕を使う際の、枕の高さの目安についてですが、
高くてもこぶし一個分、首が痛くない程度の高さ
とのこと。
首に痛みを感じないように、バスタオルを折りたたんで重ねたり丸めたりして調整します。
また、首の後ろのアーチを良い並びにするためには、丸めたタオルを首の後ろに当てます。
ただし、首の後ろを押し上げすぎると首が痛くなってしまいますので、首が痛くない程度の高さにしてください。
こちらにバスタオルで作る枕の作り方を具体的に書いていますので参考になさって下さいね。
参考 :肩こり解消法とタオル枕の作り方
■結論:ストレートネックや頚椎症の時に医師がタオル枕をすすめる理由
今回、実際に医師にヒアリングすることで、首が痛い時にどうして医師がタオル枕を薦めるのか、が解りました。
まとめると以下の通りです。
- 頚椎を後湾(こうわん)しないようにするため
- タオル枕で頚椎を良い並びにするため
この2点がタオル枕をすすめる理由として特に重要なポイントでした。
なお、タオル枕の高さは、
目安の高さは、首が痛くない程度にする
を目安に、痛みを感じないように気を付けて下さいね。
■頚椎を後湾(こうわん)しないように考えたのがラクマックス
僕が開発した枕、「ラクマックス」は、首に負担をかけないで、首の後ろのアーチを正しい形状に保護するオメガ形状のドーナツ枕です。
今お使いになっている枕では痛くて眠れないとか、タオル枕を毎回作るのが面倒な時には、ラクマックス枕を試してみてはいかがでしょうか?
参考 :ラクマックス枕とは?